協賛企業のCSR・SDGsのご紹介

会社名

カトーレック株式会社

会社概要

―明日をつくる。未来へはこぶ―
カトーレック(KATOLEC)のLECは、2つの主力事業である Logistics(ロジスティクス事業)、Electronics(エレクトロニクス事業)、そして、Culture(文化活動)の三つの頭文字から成り立っています。ロジスティクス事業では、運送・倉庫・国際一貫物流など、エレクトロニクス事業では、電子機器の製造受託サービス(EMS:Electronics Manufacturing Service)を提供しています。モノを「つくる」と「はこぶ」を融合した新たな価値「ロジトロニクス」で、国内57拠点・海外9か国15拠点をベースに、グローバルにお客様をサポートします。そして、「四国村ミウゼアム」を通じて、地域の文化遺産を守り未来に繋いでいく文化活動を大切にしています。

[本社所在地] 東京都江東区枝川2-8-7
[WEBサイト] https://www.katolec.com/

  • 当社のルーツは海運業

    1877年(明治10年)に加藤弥太郎が旧高松藩主の松平家から二艘の船を乗組員ごと譲り受け、高松と大阪や東京を結ぶ回漕業を始めたことが当社のルーツです。大正時代に会社組織である「加藤海運商会」となり、その後「加藤海運株式会社」に改称、戦後は旅客部門が分離して「加藤汽船株式会社」となりました。

  • 陸運業、そして電子部品組立事業(EMS)に参入

    加藤汽船株式会社は、1961年陸運業を開始し、1967年には陸運部が独立し「加藤陸運株式会社」となりました。その後、1992年「カトーレック株式会社」に社名を変更しました。陸運業が成長する一方で、1980年代には大手電機メーカーの協力会社として電子部品の組み立てを始めます。のちに電子機器の製造受託サービス(EMS)へと発展し、グローバルに展開することになります。

  • 美術品輸送の専門集団として

    1980年から開始した美術品輸送については、美術品専用倉庫での保管、専門技術を持つエキスパートによる適切な梱包・輸送・展示など一貫したサービスを提供しています。国際的な美術品輸送組織「ICEFAT」のネットワークに所属し、海外の美術品についても日本国内と同様に、輸送から展示の設営までワンストップでサポートします。多様な美術品を取り扱うことで専門技術を磨き続けた結果、美術館や国内外のアーティストから多数のご依頼をいただいています。瀬戸内国際芸術祭においては、国内外のアーティストと連携して美術品の輸送・設置をサポートしています。

    [美術品輸送サービス] https://www.katolec.com/LOGI/page6.php
  • グローバルパートナーとしての挑戦

    エレクトロニクス事業(EMS)では、1993年のインドネシア進出を発端に、アジア・北米地域において、国内外9ヶ国12工場を展開。基板実装を中心に設計から製造・物流、民生から車載、医療機器まで幅広く対応しています。最近では、航空宇宙分野で要求される高品質なものづくりが認められ、JAXAのH3ロケットエンジン基板の実装に携わっています。ロジスティクス事業では、日本国内の物流サービスを拡充するとともに、海外では香港・タイ・ベトナムに展開し、国際一貫物流サービスを提供しています。今後も、お客様のサプライチェーンをトータルでサポートする日系グローバル企業として、価値あるサービスを提供し続けてまいります。

瀬戸内国際芸術祭との
SDGsに関する関わり

    『住み続けられるまちづくりを』めざして
    カトーレック株式会社は、「四国村ミウゼアム」の活動を通して、アートでつながる持続可能な地域づくりに約半世紀にわたり取り組んでいます。

    香川県高松市の郊外、源平の古戦場としても知られる屋島山麓の緩やかな斜面に公益財団法人四国民家博物館、「四国村ミウゼアム」があります。四季を彩る草花や樹木が生い茂り、鳥のさえずりと水の流れが聞こえる約5万平方㍍の敷地に、江戸時代から大正時代に建てられた民家を中心に約30棟が移築復元され、約2万点の民具も収集されています。1988年に日本建築学会賞受賞、1994年にメセナ大賞「地域賞」などの賞を獲得し、各方面から高い評価をいただいています。瀬戸内国際芸術祭の開催時には参加作品も置かれ、アート作品をめぐるルートの一つにもなっています。当社は、四国村ミウゼアムの活動支援を通じて、文化遺産の保護・保全、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。

  • 創業者の想いー四国村ミウゼアム創設のきっかけー

    四国村ミウゼアムは、カトーレックの創業者である加藤達雄によって、1976年に開設されました。当時、加藤は加藤汽船(株)の社長も兼ねており、船員や運転手など数百人を雇用していました。荷物の積み下ろしやトラックの長距離運行は肉体的にもきつく、歳を重ねると腰や膝を痛めてしまう者が出てきます。そうした従業員のために負担の軽い第二の職場をと長年考えた末、辿りついたのがうどん屋でした。1975年に開店したうどんの「わらや」の建物は徳島県の山村から移築した江戸時代後期の古民家でした。葺き替えられた屋根の切り揃えられた茅の庇や煤竹の並んだ屋根裏の空間など、加藤はその美しさに魅了され、それ以来四国各地を訪ね歩いて、様々な古民家を収集しました。その後、隣接地に16棟の建物を移築し、四国民家博物館(四国村ミウゼアム)が誕生したのです。

    [ざいごうどん 本家「わら家」] https://www.wara-ya.co.jp/index.html
  • 創業者の想いー四国の人々の暮らしぶりを後世に伝えるー

    四国村ミウゼアム開設当時の建物は16棟でしたが、その後敷地も約5万平方㍍に拡大し、建物も約30棟に増えました。代表的な建物として、愛媛県南予地方から移築された「河野家住宅」と徳島県剣山系の山間地から移築された「下木家住宅」があります。二棟とも、十八世紀の建築で堂々とした構造を誇り、国指定重要文化財となっています。産業遺産としては讃岐の砂糖づくりに使われた「砂糖しめ小屋」(香川県坂出市から移築)や絞った汁を煮た「釜屋」のほか砂糖作りに纏わる道具が約1千点。また東讃の引田から移築された醤油蔵と麹室、醤油作りに纏わる道具約6千点弱を保存しています。これらはともに国の重要有形民俗文化財に指定されています。他にも、「小豆島の農村歌舞伎舞台」や「南予の茶堂」「大久野島灯台」等々や、彫刻家流政之氏作の「流れ坂」「染ケ滝」、更には安藤忠雄氏設計の「四国村ギャラリー」と「水景庭園」もあります。

  • 現代アートとの融合

    開設以来、約半世紀が経ち、この間、時代も昭和から平成、令和へと変わり、人々の暮らしや、住まい、生活の道具も大きく変わってしまったことから、四国村にある30棟ほどの古民家や2万点ほどの民具・民俗資料の存在自体が、我々が忘れかけている父祖の時代の人々の暮らしぶりを伝えるものとしての意義を有するものとなっています。一方で、「瀬戸内国際芸術祭」とも連携を取り、2019年の瀬戸内国際芸術祭開催時には四国村村内での現代アート作品の展示や、江戸時代に建築された歌舞伎舞台での音楽やお芝居の公演等も行いました。特に、香川県、東京芸術大学、及びシカゴ美術館付属美術大学とのコラボによる両大学の教授陣・学生が制作した21の現代アート作品の古民家や村内での展示という試みは、古民家という古いものと、現代アートという新しいものとが並存することによって、全く新たな空間を生み出すという我々自身も想像できなかつた世界観が拡がるものとなりました。

  • そして、第5回の瀬戸内国際芸術祭が開催される今年、四国村ミウゼアムはリニューアルされ、4月には新しく完成したエントランス建物「愛称 おやねさん」が皆さんをお迎えします。カトーレックは、瀬戸内国際芸術祭を通じて、屋島の自然に抱かれた四国村ミウゼアムと現代アートが出会い、そこから生まれる新しい魅力が、未来の豊かな地域社会・文化へとつながると考え、瀬戸内芸国際術祭と四国村ミウゼアムの支援活動に取り組んでおります。

    [四国村ミウゼアム] https://www.shikokumura.or.jp/

その他

当社は、企業活動を行う上で、さまざまなステークホルダーに支えられていること認識しています。
企業としての社会的責任を全うし続けることで、持続可能な社会の実現を目指します。
当社の取組みについては、弊社HPで紹介していますので、是非、こちらもご覧ください。

https://www.kajima.co.jp/sustainability/sdgs/index-j.html
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